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2007年09月30日

ヒロスエ流

 “乙女心”が隠し味の茶飲料
乙女心が足りないオタの私。発売したら乙女を取り戻すため、
飲みまくります。


■品川女子学院とポッカが共同開発

 女子高生が自らのアイデアで新商品を開発…。
 女優、広末涼子(ひろすえ・りょうこ)さん(27)が学んだことで知られる中高一貫の私立女子校「品川女子学院」(東京都品川区)と飲料大手のポッカコーポレーションは23日、共同開発した茶飲料「桃恋茶(とうれんちゃ)」を10月1日の発売に先駆けて報道陣に公開した。

 桃恋茶は、生徒のアイデアをもとに、2年の歳月をかけて開発した商品で、関東限定で発売される。
 ノンシュガーながら桃の風味漂うウーロン茶で、カロリーを気にする女子高生向けに売り込む。価格は500ミリリットル入りペットボトルで140円(税抜き)と手ごろ。半年間で1万本の販売を目指す方針だ。
 品川女子学院の教育理念は「社会との接点を通じて生徒を成長させる」。この理念にポッカが共感、新商品開発という思惑も一致し、2005年9月に「桃恋茶」の共同開発がスタートした。以来、2年の歳月をかけて生徒主導で開発が進められた。
 それだけに、「既存の開発者には発想がなかったウーロン茶にピーチ味を加えるなどの着想につながった」(ポッカの開発者)という。

 砂糖の含有の有無を気にする女子中高生を主要なターゲットとしたため、乙女心を考慮し、砂糖は加えなかった。
 パッケージも特徴的。桃の風味になぞらえて、ピンクで統一したうえ、女子高生のアイデアらしく「空きスペース」には占いなども付け、飽きのこないデザインとする工夫を施した。
 23日、記者会見した品川女子学院の女子高生15人は「既存のどの商品にも負けないお茶飲料が出来た」と商品の出来栄えに胸を張った。
 会見に駆けつけたポッカの堀雅寿(ほり・まさとし)社長も「私たちの期待をはるかに超えるものを作ってくれた」と生徒たちの奮闘ぶりをほめたたえた。

 品川女子学院では22?23日にかけて文化祭「白ばら祭」を開催。文化祭で「桃恋茶」を先行発売したところ、22日には1000本近く売れた。一般招待日の23日も友人・知人らがまとめ買いする姿が目立った。
 ポッカの広報担当者は「予想以上の売れ行きだ。一般発売で好評であれば、関東限定から販売地域が広がる可能性もある」と商品の今後に期待をこめている。(今井裕治)
               ◇
■品川女子学院とポッカのコラボ商品「桃恋茶」の開発経緯

2005年9月/ポッカの自販機導入で交流スタート
  06年1月/ポッカがマーケティング講座を開設
      夏/講座の中で「桃恋茶」の中身を議論がスタート
     9月/学院の文化祭で、味覚アンケート調査を実施。
        好評のためサンプルを商品化へ
    10月/商品化に向けポッカにプレゼンテーション。
        商品名が「桃恋茶」に
      冬/学院生徒のアンケートを通じてパッケージデザインが決定
  07年 春/本格的な商品化が決定
     9月/文化祭で記者会見
    10月/商品を発売
               ◇
■学校も企業も勉強

 「生徒も勉強になったが、われわれとしても大変勉強になった」。ポッカの堀雅寿社長は23日の記者会見で、品川女子学院とのコラボ企画が、ポッカの商品企画に大きな影響をもたらしたと説明した。
 ポッカは2年前に東京証券取引所第一部の上場を自主的に廃止したばかり。それだけに非上場企業として生き残るために、変革の道を模索してきた。

 特に認知度が低かった10?20歳代女性の認知度アップは欠かせなかっただけに、女子生徒の発想に刺激を受けた。
 「固定観念に捉われない柔軟な発想を生徒から学んだ」。コラボに参加したポッカの商品開発担当者はそう言い切る。
 通常の商品開発であれば、業界の常識や経験に捉われてアイデアを事前につぶすことも多かった。「桃恋茶」という商品名もポッカではまず出ない名称だったという。通常、緑や茶色が多い茶飲料のパッケージも、生徒の強い主張が反映され、桃色に統一された。実際、先行販売された文化祭でも好評だった。
 堀社長は「今回の経験を生かし、今後の商品開発に役立てていきたい」と意気込む。

 一方、品川女子学院は、生徒が28歳になったときに、社会で活躍できる姿を目指した教育プログラム「28プロジェクト」活動の一環として、ポッカとのコラボに参加した。企業との連携を通じて、社会と触れ合う機会を増やす狙いだ。
 プロジェクトに参加した高校3年生の生徒は「社会人と触れ合うことで、商品を開発する喜びを認識できてうれしい。この経験を社会で働くときに役立てたい」と目を輝かせた。
 漆紫穂子(うるし・しほこ)校長は「こうした活動を教育の場に積極的に取り入れることで、社会との接点を認識してもらいたい」と意義を強調している。

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